夫婦の話し合い

夫=息子の意見があります。

この手紙を、どうして渡さなかったのか。
思い立ったら即行動に移してしまう、
すこし軽いところのある私のブレーキ役は常に夫です。

あの時は、一番冷静だった主人が、この文章をじっくり読んでくれた後に言ったのです。

君の気持ちはよく分かる。
建築計画として考えなければいけないこともよくわかる。

しかし、今、両親は、”普通”の心理状態ではない。
君も、”冷静”な心理状態ではない。

僕は、一人息子として、またいつかあの家に戻るべき日が来るだろうと思っていたから、流れが今来ているんじゃないかと思う。

別に驚いたりしていないし、君の返事が間違っているとも思わない。
常日頃から、方向性として話合っている事が、
今、現実になっただけのこと。
思っていたよりも早かったけどね。

君が僕の両親と、
今、これといった「同居しなければならない理由」がないのにもかかわらず、
一緒に住むことに前向きに考えてくれることは、とてもありがたい。

しかし、新しい家に住める(新しい家に住みたい)、
住宅ローンがなくなる、子供の教育が〜などと、
良いことばかりを思い描いて、環境を変えることに突っ走るのは危険だ。

逆に、同居に付いてのネガティブな意見ばかりを参考にして、
露骨に後ろ向きになってしまうのもよくない。
ここは冷静になろう。

自分たちから言い出した同居への道ではあるが、姉妹にとってもうしろめたく思う必要はないのだ。僕たちは、僕たちなりに責任感を感じ、そして住める器さえ整っていれば、先は急ぐことではないのだから。

もしも、人生に自分ではどうしようもない流れがあるのならば、
ここで躍起になって自分の主張を振りまくよりも、
自然の流れに乗ることができるはず。
しっかり考えることは大事だけど、その考えをいったん自分の中にしまったとしてもね。

また、両親も、心の中では随分前から時間をかけていろいろな考えて、夢を広げてきたのだろう。私達よりも長年、辛いことにも悲しいことにも耐えてきた人たちだもの。今は、彼らの流れをつくることを先に考えてあげようではないか。

義母との、電話だけの些細なやりとりの中に、真意をつかみ取ることができず、友達などに相談する中での、くだらぬ想像で思い悩み、疲れ果ててしまった私には、この時ほど主人のことを、おおらかで優しい人だと思ったことはありません。

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