建替えは同居のキッカケ?
だからといって、そんな大事な決断を契約直前に言うかっ!?
父はあれこれ面倒な話になる予感があったのか、
自分の理由べきことを言い、
とにかくこちらに来てくれと言い残し、
さっさと電話を切りました。
小1時間もたたないうちに、母から電話。
「驚いたでしょう…
私も、本当の決断は、つい最近はっきりと聞いたのよ。」
お父さんは何でも自分の中できちんと決めないと、人に相談しないからね。
心配しなくても大丈夫よ、ちゃんと自分達でできるから。
でも相談に乗ってね。
まだお姉ちゃんや妹には言っていないの。
これでもあなたに一番に伝えたのよ。
…あなたたちが、いつでもこられるようにお客様用の部屋もプランの中に入っているのよ。
驚くものなにも、いちばん驚くべきだったのはその後に私の口から出た言葉。それまで、はぁはぁと、ボンヤリ聞いていた私が、なぜかはっきりと返事をしてしまいました。
私たちはお客様ではないのだから、
遊びに行くための部屋を用意してもらっても困ります。
私たちの家族が一緒に住めるように計画していただかないと…
まさか…ほどよく離れた距離に住み、ほどよくうまくいっている関係で、夫の転勤の予定もなく、なのになぜに自分の方から『同居』を申し出なければならなかったのか。
後から考えれば、こうなることも含め、父の作戦だったのか。
こうなる私たちの運命だったのか。
それはわかりません。
しかし、このたった一時間でのやり取りの中で今後の人生の流れが大きく変わるかもしれず、双方ともに、しばしの間、胃を傷めるほどに思い悩むことになります。