建築士として家族として

★住宅建築において思うこと。建築士として思うこと。嫁として思うこと。

『このたびはご自宅の新築におかれまして、たいへんめでたいことだとお喜び申しあげます。

プランのご提案に先立ちまして、
ご家族のこれからの様々な生き方を“ライフプラン”と称し、
事細かに未来の生活を想定しながら、よりよい建物と生活を造ることができますように、また、そこに集うご家族や関係の皆さまが、心身共に健やかに暮らすことができますよう、十分に検討していただきたいと思います。

提案に際しましては、多様な意見が出ますことを、
寛容に享受していただきたいくお願い申しあげます。』

と、建築士として、建築計画を始めるときに、一般的には、このような前振りになります。同時に今回は、私個人が「建築士」として、また「住まい主」としても考えなければいけないことがたくさんありますので、私の人生の中でも最大級のイベントとなる予感があります。

この度、お二人が“終の棲家”をつくろうとして、
愛着のあるこの家と、今までの住まい方を、大きく改善されようとしていることを、正直に申しまして大きな驚きとともに受け止めました。

まだお若く元気なお二人ではありますが、残りの人生への勇気ある決断として賛同し、わたしたちも、生活を支える存在でありたいと思います。

驚いたものの、喜びとして受け入れられたのには、
幸いなことに私たちは、夫婦で日頃から、将来の自分たちの生活について、家族のあり方について、わりあい話を避けることなく、前向きな想いがあったからでしょう。

皆がそれぞれに思っていたよりも近い将来に、同居に至るであろうこと、
生活の拠点を移すことなどに、唐突な違和感はありません。

ただ自分たちから言い出せる問題でもないわけですから、
そこは時の流れに任せるしか術がなく、
ある意味「なるようにしかならない」と思っていました。

時の流れが、今、合流しようとする時期なのでしょうか。

周りの人たちの想いを汲みながら、自然に寄り添うように、上手くイベントが成功しますように、心からの興奮と期待をもってお願い申し上げます。

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