ローコストの考え方
ローコストの考え方について
安い家を建てるのが、ローコストの考えではありません。
無理・ムダを省き、身の丈に合った住み心地のよい家を作るのがローコストの理想です。ローコストを実現するためには、いくつかポイントがあります。
例えば、
・特注品を作らない
・曲面をつくらない
・部材の大きさを限定する
・間仕切りを少なくする
・不必要な仕上げを行わない
などです。
そのあたりは、信頼できる設計士と十分に話し合い、設計図を密にしていく必要があります。
施主が何も言わないと、使える筈のデッドスペースが蓋されていたり、
倉庫の中にまで高級なクロスや床材が使われていたりします。
専門知識もないまま、理想論ばかり言うと、
設計士はコストのことを棚上げし、特注品を多用する危険性もあります。
そのあたりは冷静に判断してくれる設計士が必要ですね。
窓の大きさやタイルの種類を統一するから、仕入れを安く出来ないか、などといった交渉事も、素人では思いつかないところでしょう。
費用が安く済むかどうか、現実問題は別として、
今の家の部材を有効利用するのも、ローコストの考え方のひとつにあります。
今の実家の自慢は、ゆがみひとつない既存の1階部分です。
実際にはその屋根裏の木材の状態がどのようになっているか、どんな大きさの部材が入っているかは解体してみないことにはわかりません。部材を残し、新しい家に使うことも検討されてがいかがでしょうか。
床の間の黒檀、床材、梁材・・・形を変えて、後世に受け継がれるように、新しい使い方ができれば素敵ですね。
古材を上手にインテリアに使った、、レストランや商店もありますので、気に入った使い方があれば、写真を撮っておいてください。
また、「ランニングコスト」を考えることも大切なローコストのひとつです。
電気代、水道代などのコストパフォーマンスが少なくて済むのならば、
建物価格が多少高くても十分価値はあるのですから。
今の段階でのお考えでは、足腰のことやメンテナンスを考えて、
全館フローリングにしたいというのが第一案でしょう。
しかし、台所の床やトイレの床などは、タイルばりにすることもおススメです。タイルというと、とても冷たく固い印象がありますが、いろいろな種類があります。質感や見た目にも暖かく使うことができますし、床暖房対応のものもあります。
なぜタイルの方がおススメかというと、メンテナンスが一番の目的です。
台所やトイレの床はとくに水がかかり傷みやすい場所です。
フローリングは必ず表面に割れが生じ、20年もすると痛みが目立ち、交換が必要です。
考えたくはない想定事項ですが、誰かが車いすを使うかもしれないし、
現状でも、犬とどろんこの子供が走り回ることもまだ続きます。
そういうことを考えると、質感の良い上品なタイルは、とてもメンテナンス性に優れています。一案として、ご検討ください。
床暖房やソーラーパネルは設備投資に対し壊れやすいのではと、賛否両論ありますが、検討の価値はあります。特には日射量の多い地区ですので、あとから設置するよりは、新築の際の設備投資のほうが割安で済むでしょう。
実際のところ、電力会社に還元するほどの電気量は得られないというデータもあるようですが、パネルの耐用年数だけの価値でよければ、自家使用分でもよいのか、検討の余地はあるかな、と思います。
床暖房についても同じです。