プラン提案、資金の提案

実は我が家の場合、資金繰りをどうするかということについて、家族みんなで頭を悩ませる事がありませんでした。

父の、自分が頑張った証拠を子孫に残したいという思いが強かったからです。現役で働いていることからコツコツと積み上げてきたものであり、よく理解できていたので、その気持ちをありがたく受け取ることにしたのです。

一般的に、二世帯同居のための建て替えでは、その資金の分担で、大きな気苦労があるといいます。資金面を考えなくていいということは、ちょっと特殊でとても恵まれた環境だと言えるでしょう。

仕事のキリも上手く合い、資金面での大きな不安はなかったのですが、実際の見積もり額と予算には開きがあったので、その差を埋めるための努力はしました。


その分、プランの提案の方に大変労力をかけました。

家族によっては、話が上手くまとまらず、同居の計画が壊れることもあるそうです。

私がこの体験談を書こうと思ったきっかけでもありますが、いろいろなパターンがある中で、お互いにたくさんのことを一生懸命考えて歩み寄る姿勢が、よいものを造る事につながり、円満な解決方法だと思うのです。


計画当初、両親が思いつきでモデルルームに立ち寄った際、
・二人が暮らす家
・バリアフリーにしたい
という希望を伝えたようです。

ですから当然、1番最初に出てきたプランは、平屋建てのこぢんまりとした住宅でした。

ところが私を介して話をすると、
・もしも、介護用の車が入るとなれば、駐車場の広さが足りない
・処分し切れない家財道具が、収まらないのではないか
・バリアフリーとはいえ、土地の高低差を考えたとき、平屋建てでは使い勝手があまりにも悪いのでは
などと、現実的な不具合がたくさんあったのです。

ほとんどの人がそうでしょうが、
初対面に近い状態で、自分の家の事情、気持など
開けっぴろげに話せません。
まさに、両親も、人を見るときにはじっくり時間をかける方。

第三者として、私が入って”通訳”のような話が出来たことは、
ラッキーだったのかもしれません。
そして、具体的な条件を突き詰めていくと、結局、一番最初の提案プランは完全なボツ案となってしまったのでした。もっといろいろ大事に思っている部分が、伝えられていなかったからです。

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